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構造色とは
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はじめに
物質には固有の「色」があります.しかし,例えば,シャボン玉は,シャボン液自体が透明であるにもかかわらず,カラフルな色を見せてくれます. これは,光の波長程度に薄いシャボン膜が干渉を起こすためです. シャボン玉の膜のような,本来,固有の「色」をもたないものが,光の波長程度に微細な構造,特に周期的な構造をもつことによって発する色を構造色といいます. 本講座では,物質が持つ固有の色と構造色の違い,構造色の発色原理などの説明を交えながら,比較的身近に見ることができる構造色を中心に,発色原理が異なる様々な構造色を紹介していきます.
シャボン膜の干渉
● 参考図書
[1] 大津元一監修, 田所利康・石川謙著:「イラストレイテッド光の科学」, 朝倉書店 (2014)
>> 書籍紹介ページへ
[2] 大津元一監修, 田所利康著:「イラストレイテッド光の実験」, 朝倉書店 (2017)
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目次
- 0. はじめに
- 1. 物質固有の色
- 2. 構造色の発色原理
- 3. 単層膜の干渉
- 4. 多層膜の干渉
- 5. 回折
- 6. 複雑な構造が作る構造色
- 7. レイリー散乱,ミー散乱
- 8. 円偏光選択反射
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